2回続けてこんなブログを書くのも悲しいのですが、数日前に宿泊付きツアーをご予約いただいたゲストを迎えに行き、タンタラスへ向かった。本当は彼の希望としてはノースショアの私の自宅(宿泊)に行くまでにどこかでスキンダイビングをしたいとのことだったのですが、ハワイは車上荒らしが多いので、スーツケース、現金などなど丸ごと車に置いて海に行くのはちょっとリスクが大きすぎるなと思ったので、ビューポイントのみ何か所か止まり、ノースショアへ向かい、ノースショアで潜ろうとのプランへ変更。
ワイキキを通り、ダイヤモンドヘッドがどどーーんと見えるカピオラニ公園、カメハメハの像や全米で一つだけの宮殿イオラニパレス、そしてタンタラスへ、ここは車上荒らしが特に多いので私はビューポイントまで行かず車で待ったいますねといいゲストをビューポイントへ送り出す。
車は私の他に3台、2台のバンと10人くらいの韓国人が溜まってる。ふと気が付くと・・・そのバンのひとつの窓が割られている! あちゃー、やられたんだ。明らかに観光客なので警察に電話した?と聞くと英語がわからないらしい、一人の男の人が日本語で話しかけてきた、彼は韓国人で日本語ペラペラでも英語がダメみたい。
彼:あの車が警察を呼んだので私たちは警察には電話してないけど、大丈夫かなー
私:??
彼の3台くらい向こうに止まっている車に日本人の女性が二人、ええええ、あなたもやられたの?と言ったら悲しそうに、はいと・・・ でもバッグの中には金目のものは入っていなかったとのこと。
私のゲスト、びっくり。初日からこれ・・・ しばらくしてパトカーが来て、私のゲストには少し待ってもらって、通訳して・・・
ハワイはすごい車上荒らしが多いから気を付けて!と言ってきたが、特にタンタラスは茂みの中に人が隠れていて、カモを待ってるんです。車の見えるところに何か置いてあったら結構な確率で車上荒らしにあいますので、十分注意してください。
私はペットボトルも、ジャケットも、小銭も車の中には置きません(場所によるが)え?そこまで?と思うかもしれませんが、車からランチ盗られたという方もいます。
給料が笑っちゃうくらい安くて、家賃含め物価がものすごい高い州、ホームレスもたくさんいます。ドラッグもあなたが思っているよりかなり横行してます。日本の感覚ではものすごい危ないこともあります。
夜のタンタラスは車上荒らしではなく、命に係わることになることがありますので、絶対いかないように、私は用心棒がいない限り絶対行きません。夜のチャイナタウンもちょっとやめたほうが、夜のビーチ、暗い場所にあるナイトクラブ。
前回のブログに書いた、壁画のあるカカアコですがあそこは特に行かないほうがいいというわけではないと思います。どこにいても犯罪に巻き込まれることはあるので、あの事件は本当に不運な事故、特に彼らが危ないところにわざわざ行ったわけではないと思います。アラモアナ周辺はホームレスがたっくさんいますけどね。(あの事件はホームレスが犯人ではありません)
しかし実はホノルルはロス、NYより殺人率が多いんですよ。ワイキキだからハワイだから大丈夫ということはありませんので楽園ハワイの理想を捨ててください。観光客が集まる=お金が集まるところ=それを狙う輩が集まるところと思っていてください。
オアフ島は町によってまったく違う顔があります、ワイキキにはレストランやブランドショップ、人工ビーチ、動物園、水族館、ハワイの顔のようなところですね。一方ノースショアまで足を延ばすと小さなサーフタウンハレイバ、ビーチはのんびり、カメが上がってくるビーチも有名です。ガーリックシュリンプやシェイブアイス、アサイボールやフルーツスタンド。ノースショアの反対側西オアフは観光客がほぼいない昔のハワイのよう、カイルアはちょっと洗練された町、パンケーキが有名なお店やホールフーズ、ラニカイ(天国の海)は全米でNO1ビーチに選ばれたこともあるくらいきれいなビーチです。
ハワイにはバケーションに必要なものがすべてこの小さい島に詰め込まれていますよね? だからたくさんの観光客に愛されているのでしょう。でもその反面、物価の上昇により置き去りにされた地元の人々、犯罪、ドラッグなどなど、普通にある問題も抱えています。過剰に気をつけろとまではいいませんが、その辺を踏まえてハワイを楽しんでくださいね。
ちなみにこんなのを読んでも、またまた大げさに、どうせハワイでしょと思う方もいると思うが私は過剰に危ないですよとはいいません、25か国の渡航経験があり、日本を含めて6各国住んでいますので大抵のことはそれくらい大丈夫でしょ~と言ってしまうほうです。なので特に過保護で言っているわけではありません、私が行かないほうがいいというところは本当に行かないほうがいいですよ!
もう一度言います。
夜のタンタラス(ツアーがいなくなるあと、8時以降くらい)、夜のチャイナタウン、ワイキキのカラカウア通りとクヒオ通りとアラワイ通りをつなぐ小さい道もなるべく避けたほうが無難です。